2025年に最も人気だった記事ベスト10
2025年も残りわずかとなりました。今年もwentz-design.comをご覧いただきありがとうございます。
毎年恒例となりましたが、2025年に最も読まれた記事のランキングと、今年の振り返りをお届けします。今回は単純なPVランキングだけでなく、「じっくり読まれた記事」という新しい視点も加えてご紹介したいと思います。
2025年に最も読まれた記事TOP10
まずは、2025年に最もアクセスの多かった記事のランキングです。
1位:Figmaでテキストを縦書きに対応する方法
日本語でUIをデザインする際に避けて通れない縦書き対応。Figmaでの縦書きテキストの実現方法を解説した記事が、今年も堂々の1位となりました。日本のデザイナーならではのニーズを捉えた記事として、多くの方に参照いただいています。
2位:Figmaでグリッドやガイド(ルーラー)を表示・非表示する方法
デザイン作業の基本となるグリッドとガイドの操作方法。シンプルな内容ですが、Figmaを使い始めた方が最初につまずきやすいポイントでもあり、継続的にアクセスをいただいています。
3位:Figmaのオートレイアウトの基本的な使い方
オートレイアウトはFigmaの中核機能のひとつ。基本的な使い方から応用テクニックまでをまとめた記事が、今年も上位にランクインしました。
4位:Figmaで画像を○や□などの好きな形に切り抜く方法
マスク機能を使った画像の切り抜き方法を解説した記事です。プレゼン資料やバナー制作など、さまざまな場面で役立つテクニックとして人気を集めています。
5位:Figmaでシンプルなテーブル(表)を作る方法
テーブルUIの作成は、特にB2B向けプロダクトのデザインでは頻出する作業。オートレイアウトを活用した効率的なテーブルの作り方を紹介しています。
6位:Figmaで写真やイラストの背景を簡単に切り抜き・透過する方法
背景の切り抜きは、以前はPhotoshopなどの画像編集ソフトが必要でしたが、Figmaのプラグインを使えば簡単に実現できます。この手軽さが支持されているようです。
7位:Figmaで簡単にフローチャートや画面遷移図をつくる方法
画面遷移図やフローチャートの作成方法を解説した記事。設計段階での情報整理に役立つとして、継続的に読まれています。
8位:Figmaで曲線パスに沿って文字やシェイプをはわせる方法
曲線に沿ったテキスト配置は、ロゴやバナー制作で使えるテクニック。プラグインを活用した方法を紹介しています。
9位:Figmaでオブジェクトや画像にぼかしを入れる方法
ぼかし効果の適用方法を解説した記事。背景のぼかしやフロストグラス効果など、UIデザインでよく使われる表現技法をまとめています。
10位:Figmaでヘッダーを画面上部に固定して追従させる(プロトタイプ)
スクロールに追従するヘッダーのプロトタイプ実装方法。実際のアプリの挙動を再現したプロトタイプを作りたいというニーズに応える記事です。
今年もFigma関連の記事が上位を占める結果となりました。特に「縦書き対応」や「テーブル作成」など、日本のデザイナーが実務で直面する具体的な課題を解決する記事が支持されていることがわかります。
今年「じっくり読まれた」記事たち
ここからは、少し違った視点でのご紹介です。
PVランキングでは見えてこない「読者がじっくり時間をかけて読んでくれた記事」があります。アクセス数は多くなくても、訪れた方が長い時間をかけて読み込んでくれた記事。それはある意味で、読者の心に響いた記事とも言えるのではないでしょうか。
今年、特に熟読された記事をいくつかご紹介します。
プロダクトデザインにおけるユーザーインタビューの目的と設計プロセス
ユーザーインタビューの目的設定から、質問設計、実施時の心構えまでを体系的にまとめた記事です。インタビューは「聞けば答えが返ってくる」というシンプルなものではなく、適切な問いの設計と、相手の言葉の奥にある真意を読み取る姿勢が求められます。プロダクトデザイナーとして避けて通れないスキルを、実践的な視点からまとめました。
ゲシュタルト原則の7つの法則とUIデザインへの応用
人間の知覚がどのようにまとまりを認識するかを説明するゲシュタルト原則。「近接」「類同」「閉合」といった法則を、UIデザインの具体例と結びつけて解説しました。なぜそのレイアウトが「見やすい」と感じるのか、その背景にある認知の仕組みを理解することで、デザインの説得力が変わってきます。
ワークショップデザインのレポートまとめ
2024年度に受講したワークショップデザイナー育成プログラムでの学びをまとめた連載記事です。ワークショップの設計手法やファシリテーションの技術は、チームでのデザイン活動やステークホルダーとの合意形成にも応用できます。全16回のレポートを通じて、学びの過程を共有しました。
メンタルモデル不在のUIがユーザーに受け入れられない理由
ユーザーが持つ「こう動くはずだ」という期待(メンタルモデル)と、実際のUIの挙動がずれたとき、使いにくさや混乱が生じます。この記事では、メンタルモデルの概念と、それを意識したUI設計のポイントを解説しました。
なぜあなたのデザイン案は却下されるのか
デザイナーが作った案がレビューで却下される。その原因は、デザインの良し悪しだけでなく、「なぜこのデザインなのか」という説明の仕方や、ステークホルダーとの期待値の擦り合わせにあることも多いです。デザインを通すための「伝え方」について考察しました。
タスク先延ばし撲滅の現実解としての「期限設定」の手引き
デザイナーやエンジニアが陥りがちな「先延ばし」問題。完璧を求めるあまり手が止まってしまう、優先順位がつけられない…。そんな課題に対して、「期限を設定する」というシンプルだけど効果的なアプローチを提案しました。
B2Bのデジタルプロダクトデザイナーはどのようにキャリアを作っていくのか?
toC向けサービスと比較して、B2B領域のプロダクトデザイナーのキャリアパスは見えにくいことがあります。ドメイン知識の蓄積、ステークホルダーとの関係構築、長期的な価値提供…。B2Bデザイナーならではのキャリア形成について、自分なりの考えをまとめました。
「教養としての認知科学」を読んで
認知科学の入門書を読んでの学びをまとめた読書メモです。人間がどのように情報を処理し、判断し、行動するのか。その仕組みを知ることは、ユーザーの行動を理解し、より良いUIを設計するための基盤になります。
これらの記事に共通しているのは、「Figmaの操作方法」のような即効性のあるTipsではなく、デザイナーとしての考え方や、キャリア、認知科学といった「思考の土台」に関わるテーマだということです。
読者の方が時間をかけて読んでくださっているということは、こうした内容に関心を持っていただけているのだと受け止めています。
2026年に向けて
今年も多くの方にwentz-design.comをご覧いただき、ありがとうございました。
2025年は、Figmaの実践的なTipsを発信しつつ、マネジメント、キャリア、デザインプロセス、認知科学といったテーマの記事も少しずつ増やしてきました。
来年2026年は、この方向性をさらに強化していきたいと考えています。
デザインツールの使い方はもちろん大切ですが、それだけでは解決できない課題がたくさんあります。チームでどうデザインを進めるか、ステークホルダーとどう合意形成するか、デザイナーとしてどうキャリアを築いていくか。そうした「デザイナーの仕事そのもの」に関わるテーマを、引き続き探求し、発信していきます。
Figma記事で培った「わかりやすく、シンプルに、なるはやで」というスタイルはそのままに、より深いテーマにも挑戦していく1年にしたいと思います。
2026年もwentz-design.comをよろしくお願いいたします。





















